映画【her～世界にひとつの彼女～】見どころ/あらすじ/感想～人口知能に恋をする～

見どころ

監督は「マルコヴィッチの穴」なども手掛けているスパイク・ジョーンズ。主演はホアキン・フェニックス(＝セオドア)。そして、「アベンジャーズ」シリーズでお馴染みスカーレット・ヨハンソン(＝サマンサ)です。2013年の映画。

終始、独特な世界観の映画です。失恋して、次の一歩を踏み出せない男が遂に恋をする。けれど、その相手は人工知能。内容はシリアスって訳ではないですが、常に一定のトーンです。この独特なところが味のある映画ですね！
以下あらすじです。

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失恋して無気力

『無気力なセオドア』

舞台は近未来。インターネットが発達し、人工知能が当たり前に使える世の中です。話すだけでタイピングしてくれたり、携帯に話しかけるだけで機能が使えたりと。

セオドアは「ハートフル・レター社」という会社で働いています。社名通り、手紙の代筆が主な仕事です。セオドアは、毎日のように相手の心に響く、良いレターを代筆しています。

そんなセオドアの私生活はというと、決して順風満帆ではありません。これ以上ないってくらい愛していた妻と別れ、何をやるにしてもやる気が出ないのです。正に”無気力”状態。

サマンサと出会う

『サマンサと話すセオドア』

セオドアがいつものように会社へ出勤すると、ある宣伝を見つけます。それは、人工知能型OSの”OS１”。直感的に会話し、認識し、理解する。まるで人と会話しているかのように対話ができる、そして、日々進化する最新型の人工知能です。セオドアは試しにと、OS１を購入します。

セオドアは家に帰り、早速、携帯電話にインストール(？)し、人工知能との会話を始めます。人工知能の名前は「サマンサ」他愛のない話をしますが、まるで人間の女性と話ししているような感覚になります。彼女と話している内に、セオドアは久々に笑顔が溢れるのです。

その日からセオドアとサマンサの、マンツーマンの生活が始まります。携帯のデータ整理はもちろん、仕事場でも代筆レターのチェックを頼んだり、時には相談したりと。サマンサは、セオドアと話せば話す程、どんどんと知識が豊富になります。会話のボキャブラリーも増え、どんどんと進化していくのです。

ようやく新たな恋へ！？

『次の恋へと一歩踏み出すセオドア』

セオドアはサマンサと話しているうちに、少しづつ心が癒え始めます。そしてそんなときに、友人、またサマンサの勧めもあり、次の恋へと、紹介された女性とのデートを決意するのです。

デートは順調に進行し、お互いにとても楽しそうに話をします。しかし、良い雰囲気になったところでやはり妻との思い出が、セオドアの頭を過ります。結局この女性ともうまくいかず、セオドアは一人寂しく自宅に帰り、寝床に就きます。

人間とOSの垣根

『一人寂しく寝床に就くセオドア』

その夜、セオドアはデートのことをサマンサに報告します。そして、「妻との思い出が良すぎて、自分はもうこの先、今まで経験した感情より上はない。全て劣化版なんじゃないか。」と諦めも込めて言うのです。

サマンサはセオドアを必死に励まし、そして、サマンサの悩みも打ち明けます。「自分の今のこの感情はリアルなのか。プログラムなのか。」そう考えたらとても苦しいと。

その夜2人は励まし合いながら、夜を共にします。そして、セオドアとサマンサは人間とOSの垣根を越えて、愛し合うのです…。セオドアとサマンサはこの日からお互いに恋に落ちます。人間とOSとの間に恋愛は成立するのか。そして、サマンサの想像を越える進化、彼女がたどり着く先、愛し合う2人の行く末とは…。

感想

見終わった後、「おおーふー。」て感情になりました。普段恋愛映画をあまり見ない上に、トリッキーな恋愛映画を見てしまったせいで何とも言えない感情です。

個人的には、面白いとか面白くないとかよりも、この独特な世界観を味わう映画なのかなあと思いました！ちなみに、内容は「うわ～、いや、まあ、やっぱりそうなりますよね。」て感じでした。そして…どの層におすすめしたらいいか分かりません(笑)独特な映画が好きな方は見てみてもいいかもです！

『サマンサに恋をするセオドア』

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